ire0014のブログ

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ポケット図解オブジェクト指向の基本がよ〜くわかる本

概要

私はオブジェクト指向を知った振りして使っているような、他の部分をコピペしているだけのような気がしてならない感じです。そんな時に知り合いが読んでいて面白そうだったので貸してもらった谷口功さんの『ポケット図解オブジェクト指向の基本がよ〜くわかる本』を読み終わったので感想を書きます。

内容

第1章:現実世界でオブジェクト指向を理解する
第2章:オブジェクト指向を概念的に考える
第3章:オブジェクト指向とシステム開発
第4章:オブジェクト指向によるシステム分析(OOA)
第5章:オブジェクト指向によるシステム設計(OOD)
第6章:オブジェクト指向プログラミング(OOP)
第7章:オブジェクト指向によるシステム開発の実際
という感じです。OOAはObjectOrientedAnalysis、OODはObjectOrientedDesign、OOPはObjectOrientedProgramingでした。ほとんどの見開きが左ページが文章、右ページが図解の形になっていて内容は本当にわかりやすい言葉で書かれていました。オブジェクト指向の概要、考え方から始まって、簡単なシステムを作る事を想定して、分析の段階で何をクラスにするのか考えていき、設計の段階ではもっとシステム開発する事を想定した作りに修正していくというプロジェクトの流れが見える感じで話が進んでいきました。

感想

まさにタイトルの通り基本は良くわかりました。さすがにわかっている事の復習になりましたが、PCなどが手元になくて、実際に何か作って動作させられないような電車内などでは良いかなと思いました。本は小さく薄いですし。「抽象的な"猫"はオブジェクトではなくて、Aさんが飼っている"ハナコという猫"はオブジェクト」とか面白かったです。あとはオブジェクトは、データベースに格納しておいて、必要な時に引き出すという考え方も面白かったです。私は構造化プログラミングでやってきた人だからかな。必要な時に持ってくるというのは同じなんですけどなんとなく面白かったです。シークエンス図とかユースケース図とかUML的なことについても今後勉強したいと思っているので、良いとっかかりになりました。具体的なソースコードが出てくるページは少ないのでその辺は別の本が良いですね。